新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークを行う企業が増加しましたが、感染状況が落ち着くとテレワークから従来出社型のオフィスワークに切り替える企業も目立つようになりました。
現在、ハイブリッドワークという働き方が注目されつつあります。
ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方です。
テレワークではコミュニケーション不足や、テレワーク実施環境のセキュリティ面などの課題が挙げられている中、オフィスワークとの組み合わせにより課題を解消出来ると期待されています。
ハイブリッドワークを取り入れることによって、直接顔を合わせる機会を設けられるためコミュニケーション不足の解消や、自宅やシェアオフィス等のセキュリティが不安である場合は、出社することにより不安要素の軽減、テレワークとオフィスワークをどちらも取り入れるため、ワークライフバランスの改善にもつながると考えられています。
ハイブリッドワークを取り入れるとオフィスワーク実施者とテレワーク実施者が混在するので、その状況でWeb会議やビデオ会議を実施しようとした場合、会議用端末の準備や配線等を考慮する必要があったり、接続トラブル等により音声が途切れたりと思うように事が進まないことがあります。
そこでハイブリッドワークに期待されているMicrosoft Teams Roomsという製品を紹介します。
Microsoft Teams RoomsはMicrosoft Teams専用の据え置き型のデバイスのため、Microsoft Teams Roomsに対応したモニター、マイク、カメラを会議室やオープンスペース等に設置することで即座にTeamsを使用した会議が実施可能です。
カメラを付けることで顔を見ながら会話することが出来たり、Teamsのチャット機能も使用出来るので、遠隔地から作業するテレワーク実施者はオフィスワーク実施者と一体感のある会議と感じられます。
Microsoft Teams Roomsのポイントは4つです。
【会議準備及び操作の容易さ】
Microsoft Teams Roomsはデバイスにアカウントが付与されるので、会議室内のデバイスをMicrosoft Teams Rooms専用にするとオフィスワーク実施者は機材を持たずとも会議可能です。
Microsoft Teams RoomsとMicrosoft Teamsの操作方法にほぼ差はないことから、Microsoft Teamsの操作方法のノウハウを活かせます。
【オフィスワーク、テレワーク実施者で一体感のある会議】
Microsoft Teams Roomsに対応したモニター、マイク、カメラ等を備え付けることにより参加者の顔を見ながら会話することが可能かつ、自動でフォーカスが当たるため発言者が明確となります。
発言者が明確となるのでオフィスワーク、テレワーク実施者とで対面した状態で話しているような一体感のある会議が可能です。
【AIによる音声認識】
音声認識するインテリジェントスピーカーを搭載した場合、AIが発言者を認識します。
発言内容が自動で書き起こしされる機能により、議議事録の作成が容易になります。
【ホワイトボードの共有】
カメラを通じて実際のホワイトボードをテレワーク実施者と共有することが可能で、手書きの文字の鮮明表示、記載内容が人物等で隠れてしまう場合においては対象に透明処理が施されます。
そのため会議室内またはオープンスペース内のホワイトボードを使用し、会議内容をまとめることがオフィスワーク同様に可能です。
テレワークにより減少した社内コミュニケーションの向上やハイブリッドワークの取り込み、オフィスワーク実施者とテレワーク実施者の会議を円滑に進めるためにMicrosoft Teams Roomsを活用してはいかがでしょうか。
【ご参考】
【Microsoft Teams Rooms】
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/microsoft-teams-rooms
【執筆担当】
日本コンピューターシステムサービス株式会社
営業 篠原 昭洋
会社URL http://www.jcom-net.co.jp/