■はじめに
皆さまこんにちは。2023年7月にTISAに入会しました株式会社エム・ソフトです。
弊社の宇都宮事業所ではWindowsやLinuxでのシステム開発を行っています。当事業所には10名ほどのエンジニアが所属していますが、弊社は宇都宮の他にも東京や川崎に拠点があり、各拠点と連携を図りながらシステムの設計や開発に従事しています。
現在の勤務状況ですが、ワークライフバランスを考慮し、リモートワークと出社のハイブリッド態勢をとっています。リモートワークの機会が増えてくると、重要になってくるのは、やはり社員同士のコミュニケーション、そして組織エンゲージメントだと感じます。
今回は当事業所でのバーチャルオフィス (MetaLife )の活用事例を紹介します。
■導入のきっかけ
弊社では、リモートワーク中の社員同士のコミュニケーションの手段として、定期的なオンライン雑談会などを開催していますが、積極的に会話する人もいれば、そうでない人もいます。会話+αのお付き合いが出来れば、より良いコミュニケーションを図ることができるのではと考えていたところ、社員からバーチャルオフィスを使ってみようという提案があり、まずは2~3名で試験運用を始めてみました。
そこから徐々に参加者を広げ、現在では、課全体で活用するまでに拡大しています。
■効果
バーチャルオフィスの機能としては以下のものがあります。
・チャット
・リアルタイムコミュニケーション
・看板
これらを活用して、共通の趣味や気になる話題での社員同士のコミュニケーションが活性化されるだけではなく技術的な勉強会なども行われています。
オンライン雑談会では、参加者が時間帯を合わせなければなりませんが、チャットや看板を用いることで、時間を飛び越えたコミュニケーションを行うこともできます。また、わざわざ会議用のルームを作成しなくても、アバターが近づくだけで音声会話ができる機能もあります。実際に対面で仕事をしている時の様にリアルタイムで会話ができるため、リモートでの会話の敷居を下げることもできます。
これらの機能を活用することにより、場所も時間も超えた社員コミュニケーションを実現することができています。
■課題
様々な利点があるバーチャルオフィスですが、何も仕掛けがないと結局使わなくなってしまうため、コミュニケーションの場として継続的に人が集まる仕組みを作っていくことが重要です。例えば、看板で話題を振ってみたり、バーチャルオフィスのレイアウトを変更することでバーチャル空間の変化を意図的に作り出し、利用する人を飽きさせないことが必要です。また、リアルのオフィスでもムードメーカーが重宝されるように、バーチャルの空間でもムードメーカーが求められます。
■今後の展望
新型コロナウイルス感染症の流行によって日本全体の働き方に大きな変化が生まれました。この変化に適応するためMetaLifeの様な新しいツールを挑戦的に取り入れ、社内コミュニケーションの活性化、さらには実際の業務や研修など、様々なシーンでも利用できるDXの新しい形のひとつとして、さらに探求していきたいと考えています。
■まとめ
まだまだ当社も使い始めたばかりのバーチャルオフィス。
他のツールや使い方など新たな活用アイデアがあれば皆さまと共有したいと考えています。
会社名:株式会社エム・ソフト 宇都宮事業所
所在地:栃木県宇都宮市
業務内容:システム開発
執筆担当:ビジュアルエンジニアリング事業部 宮本/山下/石森/砂田